2015年4月17日

◆ 田中一之 東北大教授 をお招きして、ロジック(数理論理学)について、一般向け・学部生向けの解説をしていただきました。

    • 日時: 2015年 4月 16日(木)  16:30~18:00
    • 場所: 南4号館2階205号室(キャンパスマップ
    • 講師: 田中 一之 氏(東北大学大学院理学研究科数学専攻・教授)
    • 講演題目: 数理論理と計算可能性
    • 講演要旨: 任意に与えた命題の真偽を機械的に判定する方法を求めるのが「決定問題」であり、ヒルベルトはそれを
      数理論理学の主問題 (Hauptproblem)
      と呼んだ。 しかし、彼の意に反し、ゲーデルやチューリングらはそういう判定法が一般的に存在しないことを示した。 それでも、ある種の理論や命題に対しては判定法が存在し、その判定法も計算効率の面で良し悪しがあるため、判定法の有無や優劣を調べる研究が進み、計算可能性理論が誕生した。 本講演では、この理論を軸にした数学基礎論の大きな流れを振り返りつつ、その研究の延長にある最近のいくつかの話題を紹介する。

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